※付き合っていない赤黒ちゃん設定です
※そのわりにはラブラブしてます
今は6月。暑くてじめじめとした体育館で、僕と赤司君はベンチに腰掛けていた。
「今日も、暑いですね…。」
僕がそう言うと
「ああ、そうだな。」
と、赤司君からの返事。
「……。」
「…………。」
会話が詰まってしまった。
赤司君は下を向いていて、話してきそうな様子はない。
…。
なんだかとても気まずい。
ーしかし突然、赤司君がこっちをじっと見つめてきた。
何なのだろうか。凄く…ドキドキしている。
このドキドキは何なのだろうか。
…緊張しているのかもしれない。
「あ、赤司君、僕の顔に何かついてますか?」
尋ねてみてもまだ僕を見ている。
心臓がさっきよりも速く動いている気がする。
赤司君を見ていると赤司君の口が動いた。
「黒子、汗をちゃんと拭け。拭かないと熱が逃げずに体内に熱がこもってしまう。それが熱中症の原因になるから気を付けろ。」
どうやら汗を気にしていたみたいだ。
「すいませんありがとうございます。でも、その…僕、今日タオル忘れてしまいまして…。」
自分の心臓の鼓動を誤魔化すために僕はそういった。
すると赤司君は
「なら今日は、俺のを使え。」
と言った。
まさかそんな事を言われるとは思ってもいなかった。
赤司君のタオルですか…。
さっきから何だか胸がドキドキというか、ソワソワというような、よくわからない気持ちになっている。
「そんなの悪いです。僕はTシャツとかで拭くので…。」
そう断ったが、頭に何かがのっかった。
触ってみるとそれはタオルだった。
赤司君の、タオル。
「いいから拭け。俺はタオルを二枚持ってきているから、今日は俺のそのタオルを使っていろ。」
赤司君はそう言ってくれた。
「すいません。ありがとうございます。明日、洗って返しますね。」
「洗う必要はない。」
「いいです。持って帰ります。」
僕はそう言い、赤司君のタオルで汗を拭いた。
その時、赤司君の香りがした。
何だか安心できる、いい匂いだ。
…どうして僕はそんな事を考えてしまったのだろうか。
少し自分が恥ずかしい。
僕が耳を赤くしているのに気づいたのか、赤司君が話しかけてきた。
「黒子、どうした大丈夫か?」
「だ、大丈夫です…!」
ビックリして声が少し裏返ってしまった。
「…っ」
…赤司君の様子が何だかおかしい。
少し変だったでしょうか。
「赤司君どうしたんですか。」
「ぷっ…くくっ…っ」
「え、ちょっ…!赤司君!笑わないでください!!」
「すまないっ…黒子の驚いた時がかわいくてついな…」
「えっ…?」
今赤司君、可愛いって言いませんでした?
そう聞きたいけど聞けない。
また心臓がバクバクとしている。
赤司君の様子を見ると、しまったというような顔をしていた。
「す、すまない黒子、気にしないでくれ」
よくみると、顔が少し赤い。
赤司君も顔赤くしたりするんですね。
驚きました。
「あ、あの、大丈夫です。」
そういいながら、さっきのことを思い出してしまい、顔が熱くなった。
ー恥ずかしい…。
僕はタオルに顔をうずめた。
するとやはり
…赤司君の匂い。
この匂いはやっぱり好きだ。
そしてこの匂いをかぐと、胸があたたかくなる。
…もしかしたら、僕は好きなのかもしれない。
赤司君が。
やっと心臓のドキドキの意味かわかった気がした。
「く、黒子、よかったら帰りにマジバによってシェイクを買おう。」
「は、はい!行きます!」
そう約束し、2人とも目を逸らしながら、練習へと戻った。
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なんだか、幸せです。
※そのわりにはラブラブしてます
今は6月。暑くてじめじめとした体育館で、僕と赤司君はベンチに腰掛けていた。
「今日も、暑いですね…。」
僕がそう言うと
「ああ、そうだな。」
と、赤司君からの返事。
「……。」
「…………。」
会話が詰まってしまった。
赤司君は下を向いていて、話してきそうな様子はない。
…。
なんだかとても気まずい。
ーしかし突然、赤司君がこっちをじっと見つめてきた。
何なのだろうか。凄く…ドキドキしている。
このドキドキは何なのだろうか。
…緊張しているのかもしれない。
「あ、赤司君、僕の顔に何かついてますか?」
尋ねてみてもまだ僕を見ている。
心臓がさっきよりも速く動いている気がする。
赤司君を見ていると赤司君の口が動いた。
「黒子、汗をちゃんと拭け。拭かないと熱が逃げずに体内に熱がこもってしまう。それが熱中症の原因になるから気を付けろ。」
どうやら汗を気にしていたみたいだ。
「すいませんありがとうございます。でも、その…僕、今日タオル忘れてしまいまして…。」
自分の心臓の鼓動を誤魔化すために僕はそういった。
すると赤司君は
「なら今日は、俺のを使え。」
と言った。
まさかそんな事を言われるとは思ってもいなかった。
赤司君のタオルですか…。
さっきから何だか胸がドキドキというか、ソワソワというような、よくわからない気持ちになっている。
「そんなの悪いです。僕はTシャツとかで拭くので…。」
そう断ったが、頭に何かがのっかった。
触ってみるとそれはタオルだった。
赤司君の、タオル。
「いいから拭け。俺はタオルを二枚持ってきているから、今日は俺のそのタオルを使っていろ。」
赤司君はそう言ってくれた。
「すいません。ありがとうございます。明日、洗って返しますね。」
「洗う必要はない。」
「いいです。持って帰ります。」
僕はそう言い、赤司君のタオルで汗を拭いた。
その時、赤司君の香りがした。
何だか安心できる、いい匂いだ。
…どうして僕はそんな事を考えてしまったのだろうか。
少し自分が恥ずかしい。
僕が耳を赤くしているのに気づいたのか、赤司君が話しかけてきた。
「黒子、どうした大丈夫か?」
「だ、大丈夫です…!」
ビックリして声が少し裏返ってしまった。
「…っ」
…赤司君の様子が何だかおかしい。
少し変だったでしょうか。
「赤司君どうしたんですか。」
「ぷっ…くくっ…っ」
「え、ちょっ…!赤司君!笑わないでください!!」
「すまないっ…黒子の驚いた時がかわいくてついな…」
「えっ…?」
今赤司君、可愛いって言いませんでした?
そう聞きたいけど聞けない。
また心臓がバクバクとしている。
赤司君の様子を見ると、しまったというような顔をしていた。
「す、すまない黒子、気にしないでくれ」
よくみると、顔が少し赤い。
赤司君も顔赤くしたりするんですね。
驚きました。
「あ、あの、大丈夫です。」
そういいながら、さっきのことを思い出してしまい、顔が熱くなった。
ー恥ずかしい…。
僕はタオルに顔をうずめた。
するとやはり
…赤司君の匂い。
この匂いはやっぱり好きだ。
そしてこの匂いをかぐと、胸があたたかくなる。
…もしかしたら、僕は好きなのかもしれない。
赤司君が。
やっと心臓のドキドキの意味かわかった気がした。
「く、黒子、よかったら帰りにマジバによってシェイクを買おう。」
「は、はい!行きます!」
そう約束し、2人とも目を逸らしながら、練習へと戻った。
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なんだか、幸せです。
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